まさしの日記

サイエンスと歴史とコーヒーをこよなく愛する日々の徒然

「住みたい街ランキング」に関する一考察

「住みたい街ランキング」なるものがある。

 

たいていは、いろいろな不動産屋がアンケートを取った結果だ。
そして「首都圏版」だったり「関西版」だったりもある。

これらを眺めていて、ふと思ったのは、その不動産屋に来てくれた人、あるいはWEBでアンケートを取っているのだとすると、まずその不動産屋に来る人の層によって一時的なフィルタリングされているのではないかということ。

 

いずれも全国区の大手の不動産会社が多いものの、その中でも、若者が来やすい不動産屋さんだったり、あるいは、アパート・マンションに強い不動産屋さん、高級な物件が多い不動産屋さんなどなど、推測ではあるが、それぞれの不動産屋さんに強み弱みみたいなものがあるのだとすると、それによってアンケートを取る相手の集団にも多少なりとも偏りがあるのではないか。そんな気がする。

 

結果をいくつか見ていると、だいたいは割と大きな街が上位を占めているのが多い中、いかにも「下町」という街が上位に並ぶランキングもあったりするからである。それはそれで見ていて面白い。

 

下町の個性を否定するものではないが、やはり大きな街は何かと利便性がいいし、ショッピングから娯楽までなにかと揃っているから、そりゃ住みやすいよね。とは思う。それは若者にとっても老人にとっても。

 

たとえば、「老後に住みたい街ランキング」というのを見ると、老人にとっての条件としては、医療施設や介護施設があるか、交通手段が充実しているかなど、違う観点での評価になると思われるものの、結局それらを充たすとなると、東京、大阪など大きな街が上位にくるのである。

 

結局、東京や神奈川、大阪や兵庫、なのか?

 

じゃあ自分にとって「住みやすい街」とは何だろう?
と思うわけである。

 

「住みやすい街」なのか「住みたい街」なのかによって若干意味合いが変わってくる。そして、今なのか、将来なのか、それこそ老後なのかでも考え方が変わってくる。

 

「老後」を考えると、先ほどの医療施設や介護施設自治体の福祉サービス、交通手段、あるいは、親戚・知人が近くにいるかなど、やっぱり気にしたくなる条件は出てくる。そうすると、都心とまではいかなくても、それなりの街になるような気がする。

 

それはそれで考える必要があるとは思うが、とりあえず今考えてみたいのは、

 

『自分が働いて生活するにあたって、どの街に住みたいか』

 

定年を過ぎて老後を迎える前あたりまで、自分がまだ動けるし稼がないといけない年代においては、どの街がいいのか。そして「住みやすい街」よりも「住みたい街」を追求したい。

 

そうしたときに、自分が求める条件は何だろう???

 

まず、仕事に関して言えば、コロナ影響によって、場所を問わない働き方が以前より浸透してきているし、ネット環境があればなんとかなる。

あとは環境。海が近い街がいいのか、山の中がいいのか。
交通手段はないと困るけど、車があればある程度は許容できる。
あとは、気候、文化、風土あたりか。


買い物はネットショップもあるが、スーパーくらいは欲しいか。
あとは図書館や、スタバなどのコーヒーショップもあるといいなぁ。

 

そんなことを考えながら、日本を彷徨うのも楽しそうだ。

 

実際に行くことはなかなか難しいが、ネットで調べながら行った気持ち、住んだ気持ちを味わうのも楽しいのではないか。


もちろん、実際の雰囲気は行ってみないと分からないが、自分の求める条件を踏まえながら、「本当の空気感」以外で住みたい街を探したい。そして、いずれその候補に実際に行き、「本当の空気感」を味わって本当に自分が好きな街を探してみたい。

 

最近、在宅ワークが多くなっていることもあり、
ふと、そんな妄想をしている今日この頃である。

 

折を見て、妄想を膨らませていこう。

 

んじゃ。